仕事の取り組み方の参考になる。「困っている人のためのアイデアとプレゼンの本/福里真一」を読みました
BOSS「宇宙人ジョーンズ」ジョージア「明日があるさ」を始め、一度は見たことがある印象的なCMばかり作られているCMプランナー福里真一さんの本を読みました。
困っている人のためのアイデアとプレゼンの本
リーダーシップは無理に発揮しないほうがうまくいく。BOSS「宇宙人ジョーンズ」トヨタ「こども店長」「ReBORN」ENEOS「エネゴリくん」ジョージア「明日があるさ」etc.人気CMを生み出した超・肩の力がぬけた仕事術。(Amazonより引用)
主なトピック
- 「プレゼンがうまそう」という感じを出さない
- 自分に期待しないと企画は出てくる
- 人は、自分にできることしか、できない
- リーダーシップを無理に発揮しない
- 説得しないで説得する
- 脳内のプロセスを、そのまま話す
- 最初のイメージと最後にできた企画が合っているか
- 嘘はついてないか
- 反対意見は楽しんでクリアする
- 一番大事なのは、考える時間をとること
著者は「電信柱の陰から見てるタイプ」
実績からはあまり想像できないけれど、著者の福里さんはあまりコミュニケーションが得意ではない方らしい。
自身のことを「電信柱の陰から見てるタイプ」と語っていて、人の目を見て話す事もできないというから驚きです。
それでも仕事の中で、自分の企画したプランをプレゼンで発表している。
プレゼンに苦手意識がある
私も通信制の大学や仕事などでプレゼンをする機会があります。でも人前に出るのがあまり得意な方ではないので、この本を手に取りました。
スティーブ・ジョブズのようなプレゼン術をすべての人が出来るわけではない。けれど、結局のところ手段よりも自分の企画の成り立ちを伝えることができるかどうかが大切。
福里さんは状況を受け入れ、その中で真摯に問題と向き合っていて、それがプレゼンで伝わる秘訣なのかなと感じました。
人は自分の魅力に気がつかない
とても読みやすい文体で、どんどん読み進めてしまいました。淡々した語り口調で、時々少しネガティブ(謙虚?)なところが妙に笑いを誘います。
おもしろい方だな〜と思うのに、本人はそうは思っていない感じがまたおもしろい。
そういう人柄からくるアイディアが評価されている方なのに、本人はいたってネガティブ。意外と自分の魅力というのは、他人が発見するものなのかもしれない。
勇気が湧いてくる
決してだらしないわけでもなく、必要以上に肩の力を入れすぎない福里さんの仕事術はなんだか勇気が湧いてきます。
きちんと内容のプロセスを踏んでいけば、プレゼンは恐くないものなんだと分かりました。
仕事の立ち位置や、気持ちの面でヒントになる部分が沢山あり、普段の仕事に活用できるエッセンスが詰まった本でした。